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黄色のヘルメットをかぶりバインダーを持つ写真

2020年(令和2年)入社

港運事業部 営業部

都留文科大 卒

通関士

荒川 実喜

貨物を次の手へ、そしてわたしたちの生活へ繋げます。
現場で機器をチェックする姿

「海の玄関口」として地域の生活基盤を支える

私は大学卒業後東京港で通関士として勤務していましたが、地元富士市へUターンしたいと思い、通関士の資格を活かした仕事を探していた中で当社を知りました。外国から貨物が運ばれてきたとき、その貨物を「外国貨物」から「内国貨物」へ切り替えないと国内で取り扱うことはできません。その逆も同様に、「外国貨物」へ切り替えないと海外へ送ることはできません。通関士とは、税関に対してその申告手続を行なう者のことです。
以前働いていた東京港では既製品を積んだコンテナ貨物が一般的でしたが、田子の浦港は石炭やメイズ(トウモロコシの粒)、パルプなど『原材料』を取り扱うことが多い港です。田子の浦港で輸出入許可を受けた貨物が地元企業の工場へ運ばれ、さまざまな製品となってわたしたちの生活に浸透していくと思うと、自分の仕事がまさに海の玄関口としての役割を担っているのだなと実感します。

お客様の荷物を預かる通関士としての役割

日々さまざまな貨物が船で行き来する中で、通関士は契約や法令など貨物ごとに違った専門知識を求められることが多くあります。申告後にランダムで税関検査を受けることがあるので、税関の方々に説明をするために申告内容はきちんと把握しておかなければなりません。荷主さんから申告についてこの場合はどうしたらいいか、という問合せもよくあります。時には自分が経験したことのないケースの質問をされることもありますが、どんな場合でも税関や荷主さんからの信用を失ってはいけないので、日頃から事前に法令を確認したり情報収集したりすることを心がけています。通関士として自分の役割に責任を持ち、お客様から預かった大事な貨物をきちんと次の手へ繋げられるようこれからも常に意識して取り組んでいきたいです。

室内でコンピュータに打ち込む姿

新しい環境への挑戦

転職しておもしろいなと思ったのは、当社は複数の事業がひとつの会社になっていることです。東京港ではポートサービスはポートサービスの会社、通関は通関の会社、荷役作業は荷役作業の会社などそれぞれが独立していましたが、当社ではそれらが各部署としてひとつのフロアで繋がっています。自分と異なるセクションの業務が、これまでと違って間近で見れるのはとても興味深いですし、いずれは自分も通関士以外の業務も経験したいと思っています。
当社は通関士試験合格のための講習などを手厚く支援してくれるので、入社後に通関士の資格を取得した若手社員はたくさんいます。ゼロから知識を身につけることで活躍できるチャンスがいっぱいあるので、ぜひ安心してチャレンジしてくださいね。

トラックに積載された空のコンテナを指差した笑顔の写真

ある日のスケジュール

8:10 始業 メールの確認・返信
8:30 コンテナ現場作業立ち会い
10:00 税関との連絡会 出席
11:00 通関申告準備
14:00 通関申告
税関検査立ち会い
16:00 翌日以降の通関申告準備
16:40 終業